こんにちは、松波慶次です。
『パン屋再襲撃』の前作が入っているということで、気になったので読みました。ちなみに、前作のタイトルは『パン』です。
超ショートショートが詰め込まれた短編(?)集。
以下ネタバレ注意です!

タイトル:夢で会いましょう
著者:村上春樹・糸井重里
あらすじ
村上春樹と糸井重里が、カタカナ文字の外来語をテーマにショートショート(1話1~数ページ)を競作。
「ア」の「アイゼンハワー」から始まり、「ワ」の「ワン(バウワウ)」まで、一気に読んでもスキマ時間に読んでも細かい区切りで読書を中断しなくてはならなくても、読みやすく面白い1冊。
感想
よくわからない話もあったし、思わずくすっと笑えてしまう話もあったし、めちゃくちゃな話もあったけど、総合的に面白かった。
そもそもこの本を買った理由は、前述のように『パン屋再襲撃』の前作を読みたいからで、ここに収録されている『パン』がそうだということで、読みました。そのほかの、カタカナ語のショートショートの競作という情報は知らず、とりあえず購入したあとに、「あ、こういう感じなのか」と。
でも1話が短く、本当に短く(笑)、ちょっとした時間の合間に読むにも、あまり時間がないときに読むにも、読みやすかったです。
個人的に好きなのが『アレルギー』『マスカレード』。アレルギーは女性アレルギーの男がアレルギーを克服することによって暴走する話。
『マスカレード』は、「仮面」を「おめん」という言葉に変えたい。「道化」を「おっかしいひと」に変えたい。なんて話。『仮面の告白』が『おめんの告白』に。「僕は道化さ」も「僕はおっかしいひとさ」に。そういう言葉の変換の話なだけの話なんだけど、ついふふっとなった。「おっかしいひと」ってなんだよと笑 でもあながち間違ってないんだよ、そこが面白いんだよ。
そうそう。『パン』はちゃんとパン屋を襲撃していた。襲撃というか、ワグナー(音楽)を聴くのと引き換えにパンを食べさせてもらってたんだけど。『パン屋再襲撃』で一度目の襲撃がどんなものだったか知ってたから、襲撃らしからぬことは知っていたんだ。誰も死なない、物も壊れない。ある意味平和な”襲撃”だ。
