こんにちは、松波慶次です。
今回は、『雪国』をご紹介します。
川端康成の『雪国』は、誰もが一度は聞いたことのあるタイトルではないでしょうか?
以下ネタバレ注意です!
タイトル:雪国
著者:川端康成
目次
あらすじ
島村は、芸者の駒子と出会う。
駒子は、病気の許嫁のためにお金を稼ぐ目的で芸者になり、そんな駒子に島村は心を寄せていた。
しかし、島村はそれ以上の仲を望まない。いじらしい2人の関係はーー。
感想
この本の表紙、綺麗な青色を背景に銀色でタイトル等書かれていて、素敵です。手元に届いたとき、お洒落なデザインにテンションが上がりました。
『雪国』は有名なタイトルですし、その冒頭は誰もが聞いたことのある作品だと思います。
冒頭文はこちら↓
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
私はよく、冬場に関越トンネルを抜けるとき、この文章を思い出します。
実は、『雪国』を読むまでは冒頭文を
「トンネルを抜けると、そこは雪国であった。」
だと思っていたのです。
いやはや、お恥ずかしい……ですので、ご内密にお願いします(笑)
トンネルを抜けると雪国だった
というくらいしか内容を知らなかったので、「どんな話なのだろう?」とわくわくしながら読み始めました。
感想としては、男と女の進まない恋愛、ですかね。
駒子は島村のことが好き。だけど、島村は駒子のことを気にしつつも、その先にいこうとしない。
いじらしいというか、じれったいというか。
それがまたいいのでしょうが、終始そんな感じで、特に盛り上がりはありませんでした。
かといって、面白くないわけではなく。情景が目に浮かぶ純文学を味わうことができました。
駒子の感情の切り替えが激しく、怒ったり笑ったりを一瞬のうちに繰り出していたので「メンヘラかよ……」と思うことも(笑)
何はともあれ、今度、冬場に関越トンネルを抜けるときには、きちんと『雪国』の冒頭をそらんじることができそうです。
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