こんにちは、松波慶次です。
今回ご紹介するのは、ガリレオシリーズ第2弾『予知夢』です。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:予知夢
著者:東野圭吾
目次
あらすじ
向かいの女の人が自殺する夢を見たという少女。確かに女は2日後に自殺した。果たして予知夢なのかーー『予知る』。
旦那が失踪したから探してほしいと頼まれた刑事・草薙は、旦那を探す奥さんとある家の中でポルターガイスト現象に遭遇するーー『騒霊ぐ』。
天才物理学者・湯川と刑事・草薙が奇怪な事件に挑むガリレオシリーズ第2弾。5編収録の短編集。
感想
ガリレオシリーズの短編集は、初読みでした。『容疑者Xの献身』や『沈黙のパレード』など、長編は読んだことありましたが、いまこの瞬間、「そういや短編初読みだなぁ」と思い……(遅)。
まぁ、変わらず内容は面白いのですが。そして解説で知ったのですが、もともとガリレオシリーズは短編連作だったのですね。そして、『容疑者Xの献身』で湯川先生は長編デビューを果たしたのですね。
普段、小説の解説まで読む派なのですが、今作も面白い発見ができて、楽しかったです。
ガリレオシリーズは福山雅治氏が湯川先生を演じているドラマや映画の知名度も高く、私も本を読みながら福山氏や草薙役の北村一輝氏が浮かんで浮かんでしょうがありません。だからこそ、ドラマや映画ではクールな印象の草薙(北村一輝)がちょっとお茶目な姿を見せると、想像のなかの北村氏もお茶目で、なんだかクスっとなってしまいます。
道路地図を探そうとする草薙に対し、パソコンで地図をパッと出す湯川。今作で忘れられない面白エピソードでした。