こんにちは、松波慶次です。
今回ご紹介するのは、『プレーンソング』です。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:プレーンソング
著者:保坂和志
あらすじ
「ぼく」の住む2LDKのアパートに、個性豊かな男女が泊まり込み共同生活を送る。
先輩と交わす競馬の話。猫にご飯をあげて街を歩く日々。そして、自由奔放なメンバーで海に行く。
ゆったりとした時間の流れを感じる、ほのぼのストーリー。
感想
保坂和志さんの小説は、初読みでした。
「どういう描き方をするのだろう」とワクワクして読み始めると、とても独特! 基本的に、一文が長い! 本当に喋っているかのような、言葉の長さです。
だからといって「読みづらい」ということはなく、ほのぼのとしたストーリーと同様に、ほのぼのとした気持ちで読むことができました。
個性豊かな人物が登場する、日常のストーリー。「よく初対面の人を抵抗なく家に泊めさせるな」と、主人公に対して思いながら、出てくる猫に癒され、海でぼーっと過ごしたくなりました。
保坂さんの独特な文体を読み進め、解説ページ。これもまた面白い!
ストーリーの解説というより、保坂さんの文章についての解説をしていて、読んでいて「なるほど!」と改めて保坂さんの文章のすごさ、面白さを感じました。
この小説は、私の中で「新発見!」な小説です。気になった方は、ぜひ読んでみてください。