こんにちは、松波慶次です。
今回は、真夏の暑~い夜に読みたい1冊『恐い間取り』をご紹介します。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:恐い間取り
著者:松原タニシ
あらすじ
事故物件住みます芸人、松原タニシが実際に住んだ事故物件での奇怪な現象、知人から聞いた事故物件の話、いわくつきの土地、場所の話などが盛り込まれた恐~い1冊。
間取りの挿絵やその場所の写真、心霊写真も掲載されているので、想像もしやすく恐さも倍増!
感想
こちらですね、夏の日の暑い夜に読んだのですよ。雰囲気出したくて(笑)
私は元々恐い話系は大好物なのですが、それと怖がりかどうかは別の話。大好物だけれど、実際に恐い現象が起こるのは嫌な、怖がりであります。
そのため、読みながら恐怖はじわじわと足元から這いずってくる。背後や身の回りが気になり、平常心を保ちながらなるべく本から目を離さないようにしました。
なぜかって? 視界の端に変なモノを捉えたくないからです。本だけ見ていれば、少なくとも変なモノは見えないはず、ですからね(本にシミが浮き出てきたとかなら、もう打つ手はありません。嫌でも視界に入り絶句します(笑))
ちなみに、私に霊感はありません。そのおかげか、何事もなく読み終え何事もなく眠りにつき、朝を迎えることができました。
この本の恐いところは、松原氏やその周りの人が実際に体験した話というところはもちろんですが、挿絵感覚で掲載されている写真がまた恐い!
なぜなら、その写真の中には「もろ心霊写真」もあるからです。もやが写っている写真、松原氏が黒く写っている写真、奇妙なおじいさんが写っている写真……恐くて直視できないよ! じっと見ていたら何かよからぬことが起きそうで恐いよ!
というわけで、じーっとは見れませんでした。怖がりですから(笑)
それにしても、やはり事故物件ということは、何かしらあるのですね。そこで亡くなった方の念にもよるのでしょうが、寂しい思いや苦しい思い、怒りなどを秘めたまま亡くなった方の念は、残るのでしょうね。それが、さまざまな形で入居者に影響を与える。
最悪、死に至らしめる。
近代でなくても、歴史がある以上その場所、その土地で亡くなっている方は少なからず1人はいるでしょう。どこも「人が死んでいない場所」はない、と思うほうが理にかなっています。
さまざまな人たちの人生があって、現在(いま)がある。
私の、言いたいことがよく分からなくなってきましたが、そういうことなのですよね。
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