こんにちは、松波慶次です。
今回ご紹介するのは『狐火の家』です。
「防犯探偵シリーズ」の第2弾らしいのですが、私は第1弾を読む前にこちらを読んでしまいました……(^^;
以下ネタバレ注意です!!
タイトル:狐火の家
著者:貴志祐介
あらすじ
弁護士、青砥純子と実は泥棒?の防犯コンサルタントの榎本径のコンビが事件に巻き込まれる防犯探偵シリーズ。
第2弾となる今作は、密室で起きた事件や○○を巡る殺人事件などが2人を待ち受ける。
表題作「狐火の家」他、「黒い牙」、「盤端の迷宮」、「犬のみぞ知る Dog knows」の計4作収録。
感想
まず、謝りたいことがあります。
これ、シリーズ第2弾だったんですね!!
まったく知らずに、面白そうだからと思って読んでしまいました(^^;
第1弾を読まずに先にこちらを読んで、
すみませんでした~~~!!!
私みたいに前作を読んでいなくても、話は分かるし面白いしでまったく問題はありませんよ!
純子と榎本のコンビがいいですね。榎本の飄々とした態度に振り回される純子。
だけど、もちろん榎本はただ飄々としているだけではない。きちんと推理し、(自分は)しっかりと状況を把握する。すぐ答えを言わず、純子に考えさせるのもいいですね。
どの短編も楽しめたのですが、私が一番印象に残っているのは2話目の「黒い牙」。
あるペットを巡るお話なのですが、その正体が何か、私の予想は悲しくも当たってしまいました。
純子と同じ気持ちに陥りましたよ、えぇ……
私もそれがとても苦手なので、話を読んでいるだけでゾクゾクが止まらない……
もちろん、人によって好みは違いますし、「かわいい」と思う対象は違うでしょうが……
○○だけはどうしても受け付けられない……
私の友達でそれを飼っている人がいましたが、もうね、信じられない。
絶対に無理。見るのもおぞましい……(-_-;)
正体が何かは、読んでからのお楽しみ♪ということで(笑)
第2弾から読んでしまいましたが、第1弾も読んでみようと思います。
榎本が泥棒なのか、彼について詳しく知りたいので。(第1弾で彼の人となりが分かるのか存じませんが(^^;))
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