こんにちは、松波慶次です。
ホラー好きな人にはぜひおすすめしたい!
今回ご紹介するのは『怪談のテープ起こし』です。
以下ネタバレ注意です!!
タイトル:怪談のテープ起こし
著者:三津田信三
目次
あらすじ
テープ起こしとは、テープに録音されている言葉を文字に書き起こすことである。
自殺する人が死ぬ間際の自分の状況をテープに録音している。それを聞き取り、テープ起こしをすることに。
聞こえてくる自殺する人の声。そんな恐怖のテープ起こしを提案したライターが、失踪した。そのテープを聞く人は魅了されたかのようにおかしくなる。
他、一本の大きなストーリーに沿うように何本かの「恐ろしい話」が……。
感想
私は怖い話が大好きです。
テレビ番組の「本当にあった怖い話」は欠かさず観ていますし、「リング」「呪怨」「着信アリ」など、ジャパニーズホラーから「パラノーマル・アクティビティ」や「シャイニング」「キャリー」などの洋画ホラーも観ました。
基本、お化け系のホラーやサイコホラー、サスペンス系が大好物なのです(笑)
そんな私は、今回「怪談のテープ起こし」をワクワクしながら読みました。
「どんな怖い話が私を待っているんだろう!」と。
でもね、やっぱり、いくらホラーが好きだからって、怖いものは怖いのです。自殺者のテープを聞いているところから、もう、ゾクゾクしちゃって……
一人でいるときには読みたくない作品ですね(^^;
私、ホラーは好きですが、もちろんリアルホラー(幽霊見ちゃうとか!)はイヤなので!
遭遇したくはありませんし、怖い体験もしたくありません(´;ω;`)
怖い話をしているときや、読んでいるときに、そういうモノが寄ってくるって言うじゃないですか。
だから、なるべく明るいときで、人が近くにいるときにこういうホラーものは読むようにしています。
今作の中ですと「黄雨女」が印象に残っていますね。
黄色いレインコートで全身を包んだ女が、いつも同じところに立っている。
もうね、女がいつも同じところに立っているだけで恐ろしすぎますよ。
あとは、「集まった四人」。
山登りをする話ですが、登場人物の変貌していく様子が狂気染みていて怖い!!
怖い話を短編で読む感覚ですが、ストーリーは一貫しています。
それがまた面白く、怖さと面白さの両方を得られるお得な小説です。
ホラー好きにおすすめの1冊。
私は怖がりだからやりませんでしたが、ぜひ、夜中に一人で読んでいただきたいですね(^^)←
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