こんにちは、松波慶次です!
今回読んだのは『フェルマーの最終定理』!
数学の話ですが、数学好きも、そうでない人も楽しめます(ちなみに、私は数学が好きですが、学校で習ったことの多くを忘れています(笑)そんな私でも楽しく読めました! 理解うんぬんはともかく……)
以下ネタバレ注意です!
タイトル:フェルマーの最終定理
著者:サイモン・シン
訳:青木薫
あらすじ
350年間誰も解けなかった「フェルマーの最終定理」を、証明した男がいる。その男の名は、アンドリュー・ワイルズ。
数多くの数学者が挑み、敗れたその定理の魅力と数学の奥深さを分かりやすく、歴史を入り混じえて綴ったノンフィクション作品。
感想
面白かった!(ババンッ!)
ONE PIECEに登場しそうな感想と描写、失礼しました笑
でも、面白かったのは本当です。私は数学が好きですが、学生時代に学んだものはほとんど忘れてしまっています←
それでも、方程式やピュタゴラスの定理などが出てくると、「こんなのあったなぁ」と懐かしく、また、面白く感じました。
フェルマーの最終定理は、正直、聞いたことがなかったです。(私が通っていた高校は、驚くほど数学に力を入れていなかったので笑)
社会人になっても耳にしたことがなく、たまたまこの本のことをTwitterで知り、「面白そう!」と思って手に取りました。
私は数学者ではありませんし、数学に情熱を捧げたり、「数字は美しい」と惚れ惚れしたりする感性は持ち合わせていません。
そのため、実際の数学者たちが熱意をもって数学の証明に打ち込むのは、少し下がったところで「すごいな」と感心するのみです。
フェルマーの最終定理を証明したワイルズも、350年間誰もなし得なかった偉業を成し遂げたのだからすごいとは思いますが、数学に精通している方と私の受けた「すごい」には天と地ほどの差があると思います。
その証明の一部が載っているのですが、見ても分からんε-(´∀`; )
英語というのもありますが、数式も記号みたいで……。
130ページにもわたり証明が記されていると知り衝撃を受けたのと、「そんなに書くことあるの!?」と思いました(何度でも言います。私は数学一般人です)
日本人や女性の数学者も、証明に貢献していたことは嬉しく思いますね。
女性に対する性差別(女は学校に入れない、教授になれないなど)にはムカムカしましたが、それでも、彼女たちは性別を偽ったり、数学に対する情熱を捨てなかったりし「数学に対する思い」を貫いたところが素敵だと思いました。
数学の歴史や数学者の情熱を知ることができますので、「数学って面白そう!」、「フェルマーの最終定理が気になる!」と思った方は、ぜひ読んでみてください。
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