こんにちは、松波慶次です。
今回ご紹介するのは、まさかまさかの京極先生のギャグ全開作品!
『どすこい。』です。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:どすこい。
著者:京極夏彦
あらすじ
いろいろな「京極夏彦」先生が、超有名作品のパロディを執筆!
しかも、その作品それぞれには必ず力士が登場する!
しょうもないギャグ三昧、ついツッコミを入れたくなるボケ、読んでいてニヤニヤしてしまう面白さ……。
ってか、あらすじをどう書いていいか分からない‼(笑)
感想
京極先生、何やってるんすか……。
と、(恐縮ですが)呆れると同時に、
めっちゃ面白い!
さすが京極夏彦先生!
ミステリーもギャグもなんでもいけますね!
と心の中はスタンディングオベーション(笑)
力士……いや、相撲が好きなんだな。
妖怪だけじゃなく、相撲が好きなんだな。(大事なことなので二回言いました)
この作品内は、何章かに分けられています。
それぞれの章で、「南極夏彦」先生や「京極夏場所」先生などが、超有名作のパロディを書いています。
その超有名作とは「すべてがFになる」や「屍鬼」などです。「四十七人の刺客」や「パラサイト・イブ」などもありますが、私はそれらを読んだことがありません。
他にも、読んだことのない元ネタ作品もありましたが、読んだことがなくても全くもって大丈夫です。なぜなら、読んだことのある「すべてがFになる」等の作品も、この作中ではまさに別作。
パロディ? と首を傾げるほど、ギャグにぶっ飛びすぎていて原型がない。
元ネタ作品を知らなくても十分楽しめます!
他には、フルネームでは出てきていないので定かではありませんが、有名なミステリ作家たちが会議をしているシーンもありました。
東野さんや我孫子さん、綾辻さんら超々有名、人気作家たちが一堂に会しているシーン……生で見てみたいですね。
それどころか、私がプロの小説家になった暁には、そういう場に入り作家さんたちと歓談をしたい。
何を話そうか……そうだなぁ……。
京極夏彦先生が四十七人の力士に誘拐されたことについて話しましょうかね(笑)
楽しそうだ……(^^♪
「面白い作品を読みたい!」
「ギャグ小説を読んで笑いたい!」
「もう何もかも忘れてアホになりたい!」
そういう方々に、おすすめの作品です☆
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