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【刑事特捜隊お客様相談係・伊達政鷹】自殺を再捜査した先の真相とは?

こんにちは、松波慶次です!
このたび、『刑事特捜隊お客様相談係・伊達政鷹』を読みました!

政鷹がギターを弾くので、私もギターを弾きたくなりました笑

以下ネタバレ注意です!


タイトル:刑事特捜隊お客様相談係・伊達政鷹
著者:鳴神響一

目次

あらすじ

ある問題を起こし、住民のクレームを聞く部署に異動になった伊達政鷹。

そこで、神保という男性から「娘は自殺をしていない。再調査をしてくれ」と依頼される。娘・眞美は湖に入水自殺したことになっていたが、引っ掛かりを覚えた伊達は再調査を開始する。

およそ、刑事とは思えない性格や態度の愉快な同僚、上司とともに真相解明に駆けるーー。

感想

文体が読みやすく、さらさらと読み進められました!

登場人物もキャラ立てがしっかりされていたので、混ざることなく覚えられ、特四(政鷹が異動となった部署)メンバーが個性的で楽しそうでした。

亜澄が田村に怒っていたところなんか、「あ、私と気が合いそう」と思いました笑

安東班長はかっこいいし、松浦さんは飄々としてるけどやることはやるし、森くんは……森くんにも、もっと活躍させてあげて!笑

色々なクレーム処理をしていく話かと思いきや、一つの事件の真相を追っていく話だったので推理小説として楽しめました。

眞美が事故死し、それを輝雄たちが隠蔽しようとしていた真相は、やりきれない思いを抱きました。

眞美が父親とともに店をやっていこうとしていた前向きな気持ちや、父親に対する思いを知っていたので、「不幸な事故」として片付けられてしまうことが、辛かったです。

そのため、神保がその真相を知り、怒る気持ちはとてもよく分かりましたし、悔しさも伝わりました。

私も、やりきれない、なんとも言えない気持ちになり、そのあとの、眞美と父親の思い出話には目頭が熱くなりました。

2人が仲のいい親子に戻ることなく、店を一緒に経営することもなく、消えてしまった素敵な未来……。

悲しみや悔しさを感じましたね。

……なんか、悲しさばかりを書いてしまったので「悲しい」イメージがついてしまいそう(^_^;)

今作、悲しさだけじゃない! とても面白かったですよ!

私は「輝雄が眞美を襲おうとした?」など、色々推理しちゃいました!

ストーリーも人間模様も楽しめるため、おすすめです。