こんにちは、松波慶次です!
今回は、夏目漱石の『坊っちゃん』をご紹介します。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:坊っちゃん
著者:夏目漱石
あらすじ
坊っちゃんは、無鉄砲で、真っすぐで、悪いことは悪いと言える男だった。
そんな彼は、ある日中学校の数学の先生になる。生徒の嫌がらせ、先輩教師の嫌味にも屈することなく、正しいことを行なっていく坊っちゃん。
彼は自分の信じるものを貫き通すことができるのか?
感想
『坊っちゃん』という作品があることは知っていましたが、こういうお話だとは知りませんでした。
読んだことないな、と思い、あらすじも読まず購入。
いざ読むときにも、あらすじを読むことなく初っ端本文に入りました。
結論、面白かった。夏目漱石の作品は『こころ』を読んだことがありましたが、それとは打って変わった、ユーモアのある作品でした。
登場するのは、真っすぐな性格を持つ主人公と、主人公に嫌がらせをする生徒たち、同僚の先輩教師たち。
悪いことは悪い。いいことはいいとはっきり言えない学校で、その考えに反発していく主人公。
一番の悪は、「赤シャツ」とあだ名をつけられた教頭。そいつにくっつく、腰ぎんちゃくの「野だ」。やられっぱなしにはならず、主人公と同じ真っすぐな性格をした同僚教師とともに2人に天誅を下します。
面倒ごとは嫌い。何でもなぁなぁに済まそうとする、日本人を上手に描いた作品。名作と謳われるだけあります。
夏目漱石の経歴も作品の最後に載っているので、夏目漱石を良く知るためにも、そちらもぜひご覧ください。(作品だけでなく、そちらも楽しく読めました)
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