こんにちは、松波慶次です!
今回ご紹介するのは『掏摸』です。最初、「スリ」って読めなかったです……。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:掏摸
著者:中村文則
あらすじ
スリで生きてきた男は、ある日、店内でスリをしている母親とその子供を発見する。男が、そのスリが万引きGメンにバレていることを伝えると、母親と身体の関係を持つようになり、子供は主人公になつくようになる。
そんなある日、ヤクザの男からスリの腕を見込まれある依頼を受ける。断るか、失敗すると親子を殺すと脅され、その依頼を遂行していくーー。
感想
中村文則さんは、初読み作家さんです。
冒頭でも書きましたが「掏摸」が読めず、最初は「バク?」とか思っていました。ちなみに、バクは「獏」と書きます。
スリをしているシーンは、読んでいるこっちまでハラハラドキドキ、臨場感がありました。また、スリのやり方にも詳しくなれる(笑)
上手いスリは、親指を使わず人差し指と中指、もしくは中指と薬指を使ってやるそうです。
でも、スリはやっちゃダメですよ!(笑)
今作は、最後に驚かされました。
え⁉ そこで終わるの⁉
と、ラストのページをめくったあとに驚いてもう一回戻りましたね。やはり、そこでラストでした。
スラスラと読みやすい作品です。
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