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【ひよっこ社労士のヒナコ】経営者も大変!法律も学べるお仕事奮闘記

こんにちは、松波慶次です。

タイトルからしてかわいい! そして、新米社労士の主人公、ヒナコもかわいい!

お仕事小説『ひよっこ社労士のヒナコ』をご紹介します。

以下ネタバレ注意です!

タイトル:ひよっこ社労士のヒナコ
著者:水生大海

あらすじ

新米社労士・朝倉雛子は、やまだ社労士事務所に勤めている。雛子含めて4人しかいない事務所には、今日もクライアントから相談の電話が……

退職理由について文句を言う女性ともめている会社

産休、育休について文句を言う経営者

パワハラと労災認定などでごちゃごちゃな会社

などなど、雛子は一つずつ対処し、そして少しずつ、成長していくーー。

労働の法律についても学べる、心の成長お仕事ストーリー。

感想

まずは言わせてください。

雛子がかわいい~(*^^*)

表紙絵の雛子も、話の中で頑張る雛子も、かわいくて応援したくなります!

気になったことを追究していく姿や、ついつい相手に入り込んでしまう姿など、自分と重ねてしまうような性格もありました!

社労士……社会保険労務士は、労働の法律のプロ。残業時間のことや労災認定のことなどを熟知しており、この資格を得るには1000時間は勉強しないといけないと言われています。

合格率は1割。それだけ難関な壁ですが、だからこそ、この資格を持っていると働ける場所の幅が増えます。生きていく上の武器として、強い資格です。

そんな資格を、派遣会社に勤めていた雛子は、手に職を持たなければ……と思い、3年かけて取得します。そして、やまだ社労士事務所に就職し、新米社労士として奮闘するのです。

このやまだ社労士事務所、なかなか個性豊かな人たちが揃っています。所員は、4人しかいません。

所長の山田さんと、その奥さんの素子さん。あとは、社労士資格はないけど企業で30年以上総務関係をやっていたという丹羽さんです。

所長の山田さんはおっとりしているけどもちろんしっかりしているし、素子さんは事務所の金庫番。あんま出番はありませんでしたが、女子トークでは盛り上がっていました。

丹羽さんは、いいおばちゃんという感じ(笑)

さっぱりとした性格で、ある意味面倒見がよくてある意味自由! 扶養から外れないために、残業や給料の金額をしっかり計算しています。

丹羽さんと雛子の会話が、年が離れた仲良い友達みたいで好きです。そのおしゃべりに混ぜてもらいたい(笑)

雛子の仕事は、クライアントから依頼を受けて、その企業が法律に違反をしていないかチェックをしたり、違反しないような社内体制を整えるための助言、指導をすることです。

このお話を読んでいると、やはり経営者は大変だなぁと思いました。従業員と一口に言ったって、その性格は十人十色。待遇等をめぐってもめることもあります。

また、経営者だけでなく、会社内の総務担当も大変ですね。上と下の板挟みになったり、難しい法律を遵守するために社内体制を整えたり。

もちろん、法律に違反する行為はダメですが、作中で法律を守るために尽力し、疲れ果てている人物を見ると「大変だよなぁ」とつい同情してしまいました。

そういう、会社の苦労や、雛子の職業である社労士の仕事についても学べるので、とても面白いです。また、労働に関する法律も作中でバンバン出てくるので、ストーリーを楽しみながら知識を増やすこともできます。

どうやら、こちらシリーズの第1弾らしいので、第2弾以降も読みたくなりました。

読んだら、またご紹介させていただきますので、お待ちください(^^)

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