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【ドグラ・マグラ】精神に異常をきたす!?真実を探る奇妙な話

こんにちは、松波慶次です。

今回ご紹介するのは、きっと誰もがその名を聞いたことがある作品……『ドグラ・マグラ』!!

表紙絵からして「やばそう」な感じがしますね……

以下ネタバレ注意です!!

ドグラ・マグラ上巻

ドグラ・マグラ下巻

タイトル:ドグラ・マグラ
著者:夢野久作

あらすじ

目覚めると、主人公はある精神病院にいた。

自分の名前は自分で思い出さなければならないと、そこに勤める博士に言われ、自分の名前を思い出すためにさまざまな資料を読んでいく……。

感想

あらすじ、どう書いていいか迷いました……

一言で表すと、精神病院を舞台にしている不可思議な話、といったところでしょうか?

「この話を読む者は精神に一度は支障をきたす」と言われている本だったので、前々から気になっていました。

そして読んだ結果、とりあえず精神異常は起こさなかったです(笑)

しかし、なんと珍妙なと言いましょうか……難しく、おかしく、不可思議で、「いま自分は何を読んでいるのだろう?」と分からなくなるときもしばしば。

話の半分ほどが、主人公が自分の名前を思い出すために読んだ「資料」で埋め尽くされています。

その資料も不思議。「チャカポコチャカポコ」と連続して綴られている箇所があるのですが、
その小気味よい言葉に頭を埋め尽くされてしまいました。

そんなチャカポコ祭りから抜けても、まだ資料は続く。

そして、すべての謎が解けたとき、ラストの文章に「終わりは始まり」であると衝撃の真実を突きつけられます。

無限ループ

その考えに至ったとき、真の恐怖を感じました。

読んで良かった作品です。

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