こんにちは、松波慶次です。
今回は、モップガール2『スイーパーズ』のご紹介です。
知人からのいただきものなのですが、途中まで読み進めた私は、そこである衝撃の事実に気付いたのです……。
以下ネタバレ注意です!
タイトル:スイーパーズ-事故現場掃除人-
著者:加藤実秋
あらすじ
事件現場などの特殊清掃もやる「クリーニングサービス宝船」のバイト、桃子は、事件があった場所に触れると左耳の難聴や事件に関するさまざまな症状が起きる特異な能力があった。
犬好きな社長・東や元ヤンの重男、事務員でギャルの未樹、無愛想イケメン・翔、ミナミの帝王に影響されまくりの王(ワン)……キャラの濃いメンツが繰り広げる掃除人ミステリー。
感想
読み始めて、なんか、唐突だったり以前の話しが出てきたりして、「変わった小説の書き方だな-」「あとで解明されるのかな-」とか思ってたら、これ、モップガール「2」だった!!!
結構読み進めて気付いたよ! 本の裏、帯文を改めて読んでようやく気付いたよ! これ前作あったんかい!!
帯文がこちら↓
「モップガールでモヤモヤしていたものがーー」というコメントもそうだし、「特殊能力の秘密が、遂に明かされる⁉」もそうだし……完璧に前作の続編!
表紙を見ると、確かに「モップガール2」なのよ!
……知人よ、前作はどうした笑 なぜ2作目のみなのか。
そりゃ、読んでいて変な感じするわけだ。でも、楽しめましたよ。
桃子の症状は、右手がかゆい、焼きそば食べたくなる、犬になるとか、どれも事件に関係ある症状で、事件を解決するまで症状が止まらないどころか、悪化してしまう。
だからみんなで事件解決に取り組む。
仲が良いし、協力してやっていこうって感じが見ていて楽しそうでした。
いまフリーライターでひとりで働いているからか、なんか羨ましいし会社勤めのときのことを思い出しました。
桃子の特殊能力は大変そうで、自分にもそんな能力があったら(羨望)とは思えないけど、人の役に立てるという点じゃ、あっても悪くはないかなとも思えます。
周りに良き理解者、協力者がいるなら、という条件付きでは。
桃子たちが楽しそうだからか、絶対に大変だし吐くこともあるだろうけど、特殊清掃の仕事にも興味が湧いたり。実際にそういう仕事をされている方もいますし、桃子の言うように、いろんな経験をして視野を広げるって大事ですよね。
仕事に興味が出ただけでなく、ミナミの帝王の登場人物のセリフばかり言う王さんの影響で、「ミナミの帝王」も観たくなりました。
私は竹内力じゃなくて、昔おぼろげに観た記憶がある、千原ジュニアバージョンがいいな。
ミステリー小説の読書記録はこちら
私の著書一覧はこちら