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【ハラサキ】悪夢か現実か?恐怖からの脱却と衝撃のラスト

こんにちは、松波慶次です。

タイトルからして不穏そう! だけど、表紙絵の女の子はかわいい!

今回は「ハラサキ」をご紹介します。

以下、ネタバレ注意です!!

タイトル:ハラサキ
著者:野城亮

あらすじ

神原正樹は、婚約者、百崎日向の故郷である竹之山温泉で日向を待っていた。

日向は、竹之山にいたときのことを覚えていない。

待っている間、ここには「ハラサキ」の都市伝説があることを知る。

一方、日向は竹之山温泉に向かう電車の中で、気を失ってしまう。

日向の意識が戻ったとき、そこは、人の気配がない自分の故郷だった。女性の死体や、襲ってくる黒い影。一緒にその世界に来た、日向が思い出せない友達と、何度も修羅場を潜り抜けて脱出を図る。

しかし、待ち受けていたのは衝撃の真実だった……。

感想

表紙絵の女の子、かわいいけどメンヘラ感ありますね(唐突)。

まぁ、刃物持って瞳孔開いてたら、どう考えてもやばいやつですが笑

この作品は、とても読みやすかったです。ライトな文章で、さくさく読み進められました。

ホラー小説ですが、おばけの類の怖さというか、例えるなら、「サイレントヒル」。

異世界に行き、そこで異形のものと出会い、戦いながら脱出を図る。そういう感じでした。

もちろん、それはそれで怖さはありました。ハラハラする感じですね。

怖さ以外にも、ストーリーが進むにつれて徐々に明らかになっていく日向のこと、閉じられた記憶。

それらを知るたびに、「これはこういうことなんじゃないか?」と考察もはかどり、見事、私の予想は的中しました。(真の悪党はこいつだな、と)

真相の予想は隅から隅まで当たったわけではありませんが、自分では納得のいく名推理。

そういう「真相考察」の面白さも楽しめる作品です。

最後はね~

このままで終わらんだろうと思っていたらね~

やっぱりね~そうくるか~……っと。

一言でいうなら

私は大好きです(*^^*)←

後味が悪い作品が好きな私にとって、「いいぞ!」と思ってしまうラストでした。もちろん、「うわ、いやだな~」(誉め言葉)とも思いましたが。

さらっと読めてしまうので、ガチホラーが苦手な人やイヤミス好きな人におすすめです。

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