こんにちは、松波慶次です。
今回ご紹介するのは、『RAPPORT最強の心理術~謙虚なネズミが、独善的なライオンを動かす方法~』です。
タイトル:RAPPORT最強の心理術~謙虚なネズミが、独善的なライオンを動かす方法~
著者:ローレンス・アリソン/エミリー・アリソン
訳:内藤誼人
内容
どうやったら相手と良好な人間関係が築けるのか?
高齢の親に免許を返納させるには? 子供に言うことを聞いてもらうには? 犯罪者に罪を認めてもらうには?
さまざまなシチュエーションで、どのように対応すれば相手に心を閉ざされることなく望んだ結果が得られるのか、話し方や対応のコツが記された心理学に関する書籍。
感想
男性の話し方は、レポートトークといい、客観的な事実に基づいた、その名のとおり「レポート」の話し方。対して、女性の話し方はラポールトークといい、相手と良好な人間関係を築くための話し方と言われています。
本書籍のタイトルに「RAPPORT(ラポール)」とありますが、まさに「良好な人間関係」を築くための技術だと思いました。
さまざまな犯罪事件や家庭環境に問題を抱えた親と関わり、アドバイスをしてきた心理学のプロフェッショナルである著者が、心理学の観点から良好な人間関係を築くための方法を伝授しています。
著者が日本人ではないため、例え話などがあまり聞き馴染みがないものや、日本人としてイメージしづらいものもありますが、伝授している良好な人間関係の構築法は誰に対しても使えそうなので、参考になりました。
また、人間の性格的傾向を4つの動物で例えており、点数表やチャート表で自身の性格がどの動物寄りなのかが分かるので、自身の性格分析もできます。
自身の性格が分かることにより、人間関係の強みと弱みを理解できるので、どの動物の性格を強化したらいいのか、反対に、改善したほうがいい性格は何かなどに気付かされます。
ページ数は400ページを超えており本自体は厚いですが、細かい項目ごとに章が分かれているので少しずつ読み進めても読みやすいです。
人間の心理に興味がある方、人と良好な関係を築きたい方におすすめです。