【塗仏の宴〜宴の始末〜】点と点が繋がり真実が明らかに!そして白い男が登場

こんにちは、松波慶次です。
今回ご紹介するのは、『塗仏の宴〜宴の始末〜』です。

以下ネタバレ注意です!

タイトル:塗仏の宴〜宴の始末〜
著者:京極夏彦

あらすじ

村人大量鏖殺事件、拳法集団、宗教団体……多くの組織や個人が集まるは、伊豆韮山。

あったはずの村、いまはなき村。そこに役者が揃ったとき、宴が始まる。

その真実は、多くのものの記憶を揺さぶるものだった。そして、白い羽織を着た、宴の支配人が登場し……。

感想

今作、前作の『塗仏の宴〜宴の支度〜』の続編となります。

そちらの記事は下記からご覧ください。

前作に引き続き、登場人物や組織が多すぎて混乱します笑

すべて覚えようとすると読書が停滞しそうだったので、ざっくり認識して読み進めました。

新たな登場人物も多いですが、過去作に登場した朱美、鳥口、益田、川島などなど。ありとあらゆる人物をギュッと埋め込んだような作品になっています。

そのため、面白かったのですが過去作を読んだときのようにそこまで興奮できず……熱中して読むというより、ただ面白いから読むという感じでした。

お祭りでたこ焼きが売っていたらとりあえず買っておこう、という感覚と同じです。

しかし、最後にラスボス風の白い男が出てきて、このシリーズの結末が改めて楽しみになりました。

京極堂の元上司?の堂島という男です。こいつが今回の事件を仕組んだのですが、曲者ですね。京極堂のように″人を動かす(心を動かす)″のですが、それが悪い方へ誘っている。

勝手に、百鬼夜行シリーズの最後の敵かな? と思っておりますが、どうなんでしょうね。

何はともあれ、堂島と京極堂の戦いという、新たな楽しみができました。

それと、鳥口や益田、青木の感情が結構激しく書かれていましたね。

敦子や木場、関口を心配する三人。動かない(動けない)京極堂。鳥口なんかは、京極堂に対して不信感を抱くほど怒り、敦子救出のために行動します。

「うへぇ」と軽い調子の鳥口が怒る姿を初めて見たので、驚くとともに何だか嬉しかったです。怒っている理由が、実直なものだったから。

『鉄鼠の檻』でも敦子を守ろうとしていたし、男らしくて本当に好きです。

また、私も冷静なことばかり言う京極堂に対し不満を抱きましたが、理由を知って納得。

やはり京極堂は聡明で冷静で、優しいからすべてを抱えてしまうのだと思いました。

個性豊かな楽しいチームで、また事件を解決して欲しいです。

堂島との戦い……結末を見届けるため、引き続きシリーズを読み進めていこうと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です